ベッドサイドの看護
開腹術後患者の体位変換および早期離床
押切 千代
1
1岩手医大付属病院第1外科病棟
pp.39-43
発行日 1973年1月1日
Published Date 1973/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916542
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術後の合併症の予防,患者の苦痛の緩和,回復への助長などを目的として体位変換,早期離床が強調されている.これらの分野における術後管理は,私たち看護婦に委ねられており,適切な看護ケアは患者の回復への援助として大きな役割を果たしているといえよう.
しかしながら,体位変換,早期離床に対する明確な看護基準を定めることは,疾患の種類,術後の患者の状態を考慮しながら行なわなければならず,また多忙な外科病棟では術後処理に追われ患者のケアに費す時間が少ない現状である,などのことから多くの問題が残されている.
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