研究・調査・報告
里帰り分娩に関する実態調査
村山 ヒサエ
1
,
本間 セツ子
1
,
小林 寿代子
1
,
小泉 二二枝
1
,
宮沢 孝子
1
,
山崎 幸子
1
,
村田 朝子
1
1新潟大学医学部付属助産婦学校
pp.283-289
発行日 1977年5月25日
Published Date 1977/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205204
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1.はじめに
出産のために妻が親里に帰るのを里帰り分娩といい,この風習,慣習は日本において古くから行われていた一種の分娩の形態である。近年,核家族化,住宅問題,価値観の変容等により,この里帰り分娩も従来のような母と娘とのうるわしい人間関係を示すような面ばかりでなく,新しい傾向を示しつつある現状を把握し,あらたに生じた種種の問題点を追求し分析して,よりよき妊産褥婦,ならびに家族への保健指導を行うべくこの調査を行ったので,その概略を報告する。
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