Medical Scope
CPDの診断まで(Ⅲ)
島田 信宏
1
1北里大学病院産科
pp.564
発行日 1976年9月25日
Published Date 1976/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205104
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前号までに述べたような方法で,CPDの疑いがもたれる症例については,今度はCPDかどうかという確定診断に入らなくてはなりません。それには現在,2つの方法が検査として行なわれています。1つはX線による骨盤計測であり,もう1つは超音波断層法による児頭計測です。
X線骨盤計測では,今日多く行われている方法として,マルチュースMartiusの骨盤入口の水平面撮影と,ガスマンGuthman撮影といわれる側面撮影の2つがあります。臨床的には,Guthman法といわれる側面撮影が多く用いられていますので,まずこの方法から説明しましょう。
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