今月の臨床 産科外来検診マニュアル
妊娠後期
38.CPDの評価—陣痛発来時とその後のCPDの評価
西島 光茂
1
Mitsushige Nisijima
1
1西島産婦人科医院
pp.570-572
発行日 1993年5月10日
Published Date 1993/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901293
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児頭骨盤不均衡Cephalo-Pelvic Disproportion(CPD)は児頭と骨盤の大きさ(径線あるいは角度)に関係した因子の相対的な不適合による難産状態(dystocia)として理解されている。
しかし産科臨床においては,CPDのみならず侵入異常,回旋異常や微弱陣痛などそれぞれ独立した異常が2つ以上合併して発生することが多く,したがって産科外来におけるCPDの評価とはCPDの存在を疑うことから始まり,何らかの方法で証明または試みることにより行われるスクリーニングである。
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