特集 地域と母子健康センター,その今日的問題点
地域住民のニードに幅広く対応—神奈川県・南足柄市母子健康センターの場合
杉山 晴美
1
1神奈川県南足柄市母子健康センター
pp.276-281
発行日 1976年5月25日
Published Date 1976/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205035
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1.はじめに
南足柄市的母子健康センターが開設されたのは昭和36年5月1日であり,今年で16年めを迎えている。神奈川県には3つの母子健康センターがあり,他の2つは34年,37年に開設して,数年前より助産部門は閉鎖して,保健指導活動をすすめている。当センターでは助産部門と保健指導部門が連けいを保ちながら母子保健を中心に活動をすすめてきた。最近,高物価・公害・核家族と子どもの過保護,母性意識の喪失,助産婦不足,市財政の硬直化など多くの問題があり,妊娠・出産・育児に少なからず影響を及ぼしている。
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