事例研究
南足柄市における老人に関する研究(第3報)—65歳以上の老人の事例
飯田 澄美子
1
,
雨宮 悦子
1
,
杉山 晴美
2
,
戸田 ノブ
2
,
中村 淑
2
,
浦 秀子
2
1神奈川県立衛生短期大学
2神奈川県南足柄市民課
pp.551-562
発行日 1974年8月10日
Published Date 1974/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205512
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はじめに
第1報において,南足柄市における65歳以上の高齢者を対象として,暮らし方,健康の状態,生きがいなどの実態について幅広く把握した。更に,第2報において,その中から引き続き継続訪問が必要と思われる対象,1)健康上問題のある者,2)家族の人間関係に問題のある者,3)経済上問題のある者,4)その他問題のみられる者84例を選び,1年間継続して援助活動を行なった。第2報においては,1年間に状態が変化した者,変化しなかった者,悪化した者に分けて援助方法,指導内容などについてその援助過程を,その傾向別に,小集団別に分類し,検討した。今回,小グループの分類の中から継続訪問中のものを現在の時点で8事例選び,1事例ごとにその援助内容を検討し,評価し,考察をしたので報告する。
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