巻頭記事
助産婦職—その歴史的過程とこれからへの展望
藤田 八千代
1,2
1日本看護協会助産婦部会
2神奈川県立衛生短期大学看護科
pp.624-628
発行日 1975年12月25日
Published Date 1975/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204958
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
助産婦の業務はどうなければならないのか,いったい助産婦とは何なのか,助産婦の専門性とは,また教育は今後どのように構成してゆけばよいのか,など看護制度を検討する中で,とみに論ぜられる大きな課題がある。しかしこれらの課題にこたえるためには,多くの複雑な諸問題とも競合するし,また1つの方向からだけ追求するわけにもゆかない。そこで筆者は今回,過去から現在に至る職業的基盤と,教育構成の変化,その過程での社会的背景などを少しく溯って整理し,これからの助産婦のあり方を探ってみたいと思う。
Copyright © 1975, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.