特集 第23回ICM大会
大会印象記
日本の助産婦の歴史を評価しよう
新野 由子
1
1コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジ博士課程
pp.817-820
発行日 1993年10月25日
Published Date 1993/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900892
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はじめに
私はICM大会に今回初めて参加した。参加を決心した理由は,現在私はニューヨークに住んでいてバンクーバーが近いこと,前回の神戸大会に参加できなかったのを残念に思っていたこと(というのも,神戸は私の出身地であり,助産婦として働いた場所でもある),また知人がおおぜい参加すると聞いたことである。
5月9日の開会式から大会の幕が開けられた。世界のいろいろな国から多くの助産婦が集まり,会場は熱気にあふれていた。それぞれの国の名がマイクで叫ばれ,助産婦たちが立ちあがり拍手を送る。今回は日本から約250名も参加していることを知り,私はとても心強く思った。
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