連載 海外の産科医療事情
産婦人科医療メンバーの現況とその将来(2)—米国(その2)
唯 正一
pp.59
発行日 1973年7月1日
Published Date 1973/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204555
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前回は,米国医療の現実を医師全体から産婦人科医におよんで眺めてきました。今回は主として分娩の実際を同じく,シュナイダー教授の論文から紹介してみたいと思います。
米国では1970年370万の出生があり,出生率は人口千対18.2でしたが,71年には350万,17.3と出生の減少が見込まれています。出生率は第2次大戦後急激に高まり,57年25.3と最高に達し430万の出生が見られました。ちなみにわが国は同年155万6713,17.2,その後出生率は17〜18,71年19.2,52年来はじめて200万を越えています。
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