婦人の目
家族法は定着したか
山主 敏子
pp.65
発行日 1969年4月1日
Published Date 1969/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203737
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法務省民事局がこのほど"家族法に関する世論調査"を発表した.これは新民法施行から約20年経った現在,それが家庭生活にどの程度浸透しているかをしらべたもので,全国から無作為に抽出した男女3,000人について面接聴取したものだという.
おもな項目は,親の扶養,遺産相続,夫婦財産,養子の四項目だが,新民法の精神はかなり定着してきているのだが,実際とのズレはまだかなりみられるという現状がはっきり示されて,考えさせられる問題をいろいろと持っているようだ.
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