特集 全国助産婦学生研究
—信州大学医学部付属助産婦学校—農村婦人の健康管理に関する検討
浅川 まつ子
,
阿部 つや子
,
有賀 喜美子
,
飯島 好子
,
小林 玲子
,
権田 寿恵子
,
鈴木 ゆき子
,
高橋 照子
,
深草 志津子
,
望月 昭子
,
藪崎 育代
,
吉沢 さち子
pp.51-56
発行日 1967年5月1日
Published Date 1967/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203396
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Ⅰ 緒言
農事作業の機械化に伴い,農村婦人の労働は以前に比し軽減はされつつあるが,しかしなお,他の職業に比し労働過重の傾向にあり,各種の母性衛生上の問題点が少なくない現状である.特に妊娠分娩をめぐる母性の衛生管理の諸問題はその後に及ぼす影響がきわめて大きく,また時にはかなりの長期間にわたり障害のみられることが予想されるところである.今回われわれは,松本市近郊の一農村において,妊娠中毒症および家族計画の実態について2〜3の調査を実施したので,その成績概要につき以下報告する.
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