特集 全国助産婦学校学生研究
—信州大学医学部付属助産婦学校—都市近接の1農村主婦の疲労に関する調査成績
深沢 輝子
,
柳沢 聖恵
,
松岡 節子
,
山口 松子
,
兼岩 伸子
,
松沢 敏子
,
喜友 名時子
,
小沼 愛子
,
水上 佐知子
,
高波 ユキ子
,
小泉 喜代子
,
宮沢 美代子
pp.69-73
発行日 1969年6月1日
Published Date 1969/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203763
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1.緒言
今日都市近郊の農村では,兼業農家が次第に増加の傾向にあり,農村主婦は家事と共に農業のもっとも重要な働き手の位置を占めるようになっている.
先に私達は松本市近郊の梓川村において,農村婦人の健康管理に関する検討を実施し,その2〜3の成績について報告した.特に同村内でありながら山間畑作地帯の梓区と平地水田地帯の倭区では妊娠中毒症などの発生状況にかなりの差異を認め,地理的差異による労働条件の相違がその1つの重要因子ではないかと推測された.そこで今回は主として農村の疲労の問題をとりあげ,調査を行なったのでその成績概要について報告する.
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