特集 全国助産婦学生研究
—弘前大学医学部付属助産婦学校—乳汁分泌について
伊藤 敦子
,
久保田 洋子
,
今 とし子
,
吹田 紀子
pp.16-20
発行日 1967年5月1日
Published Date 1967/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203388
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I.はじめに
新生児の栄養という点からは,母乳が最も有効で無理のないものと思われる.しかし,褥婦を観察していると,乳汁分泌が不良で,時には,全く乳汁の分泌が認められない場合がある.さらに,一見して小さな乳房でも,乳汁の分泌が良好な人もあれば,反対に,大きな乳房でも,乳汁分泌不良のこともある.そこで私たちは,乳汁分泌には単に乳房の大きさだけでなく,たくさんの因子が関係しているものと考え,また今後の妊産褥婦の看護に役立てたいという考えのもとに,この研究を行なうことにした.
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