研究
妊娠36週早産未熟児に臍帯ヘルニヤおよび絞扼性腸閉塞を伴った一手術治験例の看護
遠藤 二郎
1
,
進藤 恵子
1
,
遠藤 信子
1
1東北労災病院産婦人科
pp.53-56
発行日 1966年11月1日
Published Date 1966/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203300
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はじめに
最近新生児外科の進歩は著しいものがあり,わが国においても近年とみにその関心が高まってきている.なかでも新生児緊急手術の予後の良否は,疾患の早期診断にあるとされており,新生児を最初に取扱う助産婦のその医学的知識の高揚が必要となってきた.
新生児は胎内生活より,胎外生活への急激な変動の時期であり,特に未熟児においてはその未熟性からして手術侵襲が大であるためいっそう外科的処置の困難があるといわれている.
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