Japanese
English
産科症例 先天症・4
先天性臍帯ヘルニヤの1治験例
A successfully operated case of umbilical hernia
平林 威
1
,
中村 保夫
2
,
白川 直弘
3
Takeshi Hirabayashi
1
,
Yasuo Nakamura
2
,
Naohiro Shirakawa
3
1飯山日本赤十字病院産婦人科
2飯山日本赤十字病院外科
3信州大学産科婦人科教室
pp.873-875
発行日 1962年11月10日
Published Date 1962/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202708
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緒言
先天性臍帯ヘルニヤは腹腔臓器が閉鎖不充分な臍輪および周囲基部腹壁を通り一部または大部分が脱出する奇形であり,先天性横隔膜ヘルニヤ,鼡経ヘルニヤとともに腹腔臓器脱出奇形の主要な地位を占めている。とくに近年小児外科分野の著しい発展により奇形の程度および手術期間にもよるが本症の治療成績は向上の一途にある。われわれも最近臍帯ヘルニヤの1例に早期手術を実施し治癒をみた症例を経験したので以下その大要につき報告する。
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