Japanese
English
症例
臍帯ヘルニアの1治験例
A curative Case of Omphalocele
佐藤 正
1
Tadashi SATO
1
1白鷹町立病院
1Shirataka Town hospital
pp.1303-1305
発行日 1959年12月20日
Published Date 1959/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202512
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臍帯ヘルニアOmphaloceleは臍部腹壁癒合障害により腹部内臓が臍帯内へ脱出,すなわち胎児性体腔上皮Coelomepithel,ワルトン氏膠質物,羊膜に被われて半球状または球状をなしたものである.ヘルニア内容は多くは小腸盲腸等であるが,実際には正中線腹壁披裂たる内臓大脱出症Ex-omphalusを合併していて,肝の大部分・脾・胃・腸等が内容となる場合もある.わたくしは,臍帯ヘルニアの1症例を経験し手術によりこれを治癒させ得たのでここに紹介する.
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