Japanese
English
症例報告
臍帯ヘルニアの治験例
A case of hernia umbilicalis
竹村 幸子
1
,
後藤 義雄
1
,
黒須 靖
2
Yukiko Takemura
1
1国立東京第一病院産婦人科
2国立東京第一病院外科
pp.177-180
発行日 1959年2月10日
Published Date 1959/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201909
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Ⅰ.緒言
臍帯ヘルニアとは先天性奇形の一種で,胎生期に完成すべき腹壁の閉鎖が不充分なためその部より臍帯内に腹部臓器が脱出するもので,分娩後可及的早期の外科的整復手術を必要とし,手術までの時間の長短が児の予後を左右する最大因子とされている,おれわれは最近成熟男児の手拳大臍帯ヘルニア1例を経験し生後12時間に行った手術により治癒せしめうることができたので,ここに報告する。
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