インターホン
まず"女性"でありたい
北川 トキエ
1
1都立世田谷母子保健院
pp.45
発行日 1965年10月1日
Published Date 1965/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203061
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看護婦になる……これが私の小学5年生からの願いであり,夢でもあった.しかし,その頃の私でも,今のように助産婦になろうとは考えてみたこともなかった.
3か年の学生生活を終え,まがりなりにも一人前のナースとしてある国立病院に勤めたとき,たまたま産科病棟に廻され,正直のところ,何年間も抱いてきた願いが,いっぺんに消えた思いだった.
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