講座
助産婦業務管理・1
小柳 コト
1
1聖ルカ女子短期大学
pp.19-22
発行日 1963年1月1日
Published Date 1963/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202467
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*はじめに
しごとというのは,ただやればよいというのではなく,科学的に,合理的に,効果的に成果をあげなくてはならない.その意味から質のよい保健婦,看護婦,助産婦が集っているから,組織活動の中で果して成果をあげ得るか否かは,再検討の余地があると思う.しごとを効率的に発展させてゆくためには,その仕事に従事する人達を絶えず指導監督して,目的達成のための努力をする.即ち仕事の管理が必要になる.医学の進歩と複雑多岐な社会機構のなかで生活する人達,妊産婦の助産看護,保健指導を担当する私達のチームに,有資格でない人々も加えて母性保健業務の成果をあげなくてはならない現状であるから,なおのことすぐれた助産,看護サービスの提供と科学的な管理との二つの機能を旨く調和させなくてはならない.
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