研究
産褥子癇を看護して
下条 洋子
1
1長崎原爆病院産婦人科
pp.23-25
発行日 1963年1月1日
Published Date 1963/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202468
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まえがき
子病は母体死亡率10〜20%,胎児死亡率はさらに高く,30〜50%を示すといわれ,産科領域における最も重篤な疾患である.幸にして,現在では妊婦保健指導の普及により,妊娠中毒症の予防,および治療が徹底しつつあるため,重症妊娠中毒症ことに,子痛発作の例を見ることは非常に少なくなったが,この度,子癇中で最も少ないといわれる産褥子癇に遭遇したので,稀な珍らしい症例でもあり,看護の反省もかねてとりあげてみたい.
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