講座
オキシトンによる分娩開始時予知試験について
木村 好秀
1
1都立荒川産院
pp.51-55
発行日 1962年7月1日
Published Date 1962/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202376
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はじめに
分娩開始時期を客観的にしかも正確に予知することができるとすれば,産科臨床上きわめて有意義なことでありますが,真の陣痛発来機序がなお未解決な問題として残されている今日,未だ適切な方法が見当りません.
ところで1954年Smythはオキシトンを妊婦に注射することによつてある程度分娩開始時期が推定できると発表致しました.彼はこの方法を子宮筋のオキシトン感受性試験と名ずけました.
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