特集 在宅医療は何のために存在するのか―これからの在宅医療を見据えて
[Chapter 4] フェイズごとのポイントと在宅医療に求められる役割
診療開始時
川渕 奈三栄
1
1ものがたり診療所
キーワード:
共同著作の一歩目
,
ものがたり
,
関係性づくり
,
役割分担
Keyword:
共同著作の一歩目
,
ものがたり
,
関係性づくり
,
役割分担
pp.415-419
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika133_415
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▪患者・家族・病態はさまざまであるが,在宅医療導入時は ① 病院から,② 地域からの大きく2パターンのゲートと「がん終末期」「臓器不全」「フレイル」の3パターンの病態に分けられる.
▪ゲート・病態にかかわらず共通する部分もある.診療開始時は,正解のないなか,お互いに納得できる在宅医療をともに築き上げていく共同著作の一歩目であり,患者・家族の不安をいかに取り除くかが重要である.
▪診療開始時には,病状から制度に至るまで多大な情報の説明が必要であり,他職種との役割分担も一助となる.
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