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なつかしい郷土食
pp.61-64
発行日 1956年12月1日
Published Date 1956/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201178
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都会には,いま,世界各国の料理屋が軒を並べ,わたくしたちはいながらにして各国の珍味を賞味していますが,一方幼い時代口にしたイナカのごちそうに対する郷愁も強いものがあります.それらは年をへるに従つて近代人の好みにあうように改良されてはきていますが,各地でとれる魚類や野菜の新鮮な味をいかした郷土食には,見かけだけのお座敷料理とは違つて,その風土で生活する人たちの体質に適応し,環境にふさわしいものがたくさん見受けられます.各地の郷土食の代表的なものをあげてみましよう.郷土を離れて生活しておられる方々には,きつと郷土の味を甦らせてくれるでしようし,又皆さんの調理に多少の参考となると思います。
北海道 三平汁,牛乳飯,鰊漬,石狩鍋
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