特集 新会計年度の抱負
住みよい郷土をつくるために
村中 俊明
1
1新潟県衛生部
pp.194-195
発行日 1963年4月15日
Published Date 1963/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202652
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はじめに
思いがけない雪害におそわれて1月23日から上野〜新潟間の直通列車は止まつています。もう2週間余りになります。2月2日,雪では初めての災害救助法の発動が,しかも知事の判断で行われました。今5,000人の自衛隊員が幹線道路の開通に全力をあげています。今日までに5万人を下らない消防隊員が除雪に動員されました。毎日100本を越える列車が雪棄てに動いています。豪雪地帯の市や町や村ではまだ2階の窓から出入りしています。我慢強い雪国の住民は今歯を喰いしばって未曽有の災難に耐えています。この災害が東京に起きていたらどうでしよう。間のびのした国の対応策がもどかしくてなりません。
昨2月8日知事査定が終って今新年度予算案が整理されています。これが2月,県会で討議され最終決定を見ることになるわけです。したがって以下申述べる事項は中間的なものであることを御了解いただきたい。
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