連載 りれー随筆・80
なつかしい学生時代
儀間 継子
1
1琉球大学医学部附属病院
pp.172-173
発行日 1991年2月25日
Published Date 1991/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900268
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その日は,めずらしく古い友人と再会した日でした。お互い久しぶりに,青春の思い出に浸ることができました。あたたかな,ほのぼのとした気持ちで家に帰ると,すぐに電話がありました。「助産婦雑誌のりれー随筆に何か書いてみない」と島袋香子さんから誘いの電話でした。彼女からは,本当に5年ぶりの声のたよりでした。文を書くことがにがてなので断わろうと思いましたが,彼女から勧められ,古い友人に会った後の電話でもあり,これも何かの縁だと思って引き受けることにしました。
島袋さんは,大学時代(琉球大学保健学部)に助産婦コースで共に苦しんだり,笑ったりした仲間です。その時の助産婦コースの仲間は8人いましたが,その中で彼女は,香子(きょうこ)を音読みで読んで,「カーシー」と呼ばれていました。合唱クラブに所属し,歌が上手で,勉強熱心で,頑張り屋でした。前回ここに書いたように,彼女は大学を卒業後,北里大学病院へ就職し,現在は,北里大学看護学部の母性看護学の助手をしています。責任ある立場にあっていろいろたいへんだと思いますが,これからの看護のために,頑張って活躍してほしいものです。また,仕事面だけではなく,世の男性にも目を向けてほしいと思います。
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