日本列島
伝統的食生活を残そうと郷土食集刊行(1)—岡山/伝統的食生活を残そうと郷土食集刊行(2)—岡山
堤 隆信
1
1岡山県地域振興部
pp.223,253
発行日 1982年4月15日
Published Date 1982/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206502
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岡山県では,昭和65年を目標とした新総合福祉計画を昨年策定したが,その基本的柱の1つに省エネルギー社会の構築を提言している.
これを受けて,同年8月「省エネルギーアセスメント」をまとめたが,その中に,今後県民生活は,省エネルギー定住圏—自然と人間とモノとが新たな対応関係で結ばれた地域社会の形成—を理念とした県政を推進することを記述している.たとえば,自然を生かした食事,旬の物の尊重,郷土でつちかわれた食べ物を食べて,健康的なくらしを送ろうと述べている.近年の食生活がインスタント化やレトルト食品の隆盛にみられるように多様化の傾向にあるし,金を出せば欲しいものが欲しいだけ手に入る現況を考え,この辺りで私共のくらしの本質を見直す時に直面している時期でもあろう.
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