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春の訪れた北国から思い出もなつかしく
白戸 とよ
1
1札幌医科大学付属病院
pp.121
発行日 1971年6月1日
Published Date 1971/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916070
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おそい北海道(札幌市)の春も,5月ともなれば桜と梅とが一時に競って咲きほころび,これを待つかのようにライラックの花もまた札幌の春のシンボルとして,そのふくいくたる香をほこりながら,全市いたるところに開花するのです。
こうして,半年の冬ごもりから一挙に目ざめた北国は,にわかに絶好の季節を迎えるのです。特に空からの表玄関札幌市の発展はめざましく,終戦当時20万の人口が,今やまさに100万を突破し,地下鉄工事も間もなく完成するという,名実ともに大都市のよそおいを濃くしてきました。来年2月には世紀の冬季オリンピックが札幌市を中心に展開されるのです。
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