The family of man（上）—われらみな人間家族

　この写真展はニユーヨーク近代美術館写真部長エドワード・スタイケンが世界の隅々から送られた200万枚の写真から503枚を選び出し編集したものである。

　生れたばかりの赤ちやんが最初に上げる叫び声は，シカゴでも，アムステルダムでも，モスクワでも，東京でも皆同じ調子で，それは，私はここにいる，私は生れて来たのだ，私は皆の仲間で，人間の大きな家族の一人なのだと言つている。