講座
葉酸とビタミンB12〔その2〕
小田 正幸
1
1東大田坂内科
pp.21-23
発行日 1956年4月1日
Published Date 1956/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201034
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B12の臨床的応用中もつとも重要なものは悪性貧血をはじめ,いろんな成因による大赤血球性貧血に対する効果である.
既に述べた如くB12は葉酸と共に,核酸と云う物質の合成にたずさわると云うが,これは主として乳酸菌の代謝において鮮明にされた事柄に過ぎないのであつて,これをそのまま人の場合にあてはめることは出来ない.
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