講座
妊産婦の食事指導のために
芦沢 千代
1
1慶大食用課
pp.24-27
発行日 1956年4月1日
Published Date 1956/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201035
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妊婦は体力を保つことと,子宮や乳線の発達のために妊娠していないときより多くの栄養が必要です.そのうえ胎児の発育をよくし産後は母乳も充分に,妊娠,出産授乳による母体の衰弱や疲労を予防するためにも母体の栄養を充分にとることが大切です.ことに妊娠中の母体の栄養が出産後の乳児の発育にも深い関係があるといわれています.それでどんな注意が要るかと申しますと第1蛋白質を多くとること
妊娠中を通じて少なくとも一日とる熱量の14%をとるようにします.
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