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実践講座 パラスポーツの魅力を伝えるには?・2
公認パラスポーツ指導者の立場から—一緒にスポーツを楽しむということ
How to inform the attraction of parasports?: from the standpoint of a certified para-sports instructor
和田 恵美子
1
Emiko Wada
1
1近森リハビリテーション病院
1Chikamori Rehabilitation Hospital
キーワード:
パラスポーツ
,
アーチェリー
Keyword:
パラスポーツ
,
アーチェリー
pp.391-397
発行日 2024年4月10日
Published Date 2024/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552203091
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公認パラスポーツ指導者は,日本パラスポーツ協会が認定する資格である(表).一般的にはパラ初級スポーツ指導員を取得後,活動実績を積み重ねて講習会を受けることで,中級・上級・パラスポーツコーチとステップアップする.理学療法士や作業療法士などの国家資格所有者は,障害者スポーツ(パラスポーツ)にかかわった活動実績と講習会の受講があればパラスポーツトレーナーの資格を取得できる.
医師免許取得後5年目以上の医師は,国立障害者リハビリテーションセンターで開催される3日間の養成講習会を受講するとパラスポーツ医の資格が取得できる.パラスポーツ医の資格は4年に一度更新の必要があり,活動実績と講習会への参加が必要となる.対象となる障害は肢体不自由だけでなく聴覚言語障害,視覚障害,内部障害と多岐にわたっている.リハビリテーション科,整形外科,眼科,耳鼻咽喉科,産婦人科,小児科,脳神経外科,内科など幅広い診療科の医師がパラスポーツ医の養成講習会を受講している.パラスポーツ医として活動を継続すると,全国障害者スポーツ大会の障害区分判定のための研修を受けることもできるようになる(パラリンピック競技大会の障害区分判定には国際資格が必要となり,全国障害者スポーツ大会とは別の基準でのクラス分けとなっている).
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