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特集 ICFの可能性と活用法
8 パラスポーツとICF
The Future of Para-sports from ICF's Perspective
上出 杏里
1
Anri Kamide
1
1国立成育医療研究センターリハビリテーション科
キーワード:
ICF
,
パラスポーツ
,
共生社会
,
パラリンピック教育
,
女性パラアスリート
Keyword:
ICF
,
パラスポーツ
,
共生社会
,
パラリンピック教育
,
女性パラアスリート
pp.811-816
発行日 2022年8月18日
Published Date 2022/8/18
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- 参考文献 Reference
要旨 ICFは障害に対する医学モデルと社会モデルの統合モデルである.それゆえに,障害者の「活動と参加」を高めるためにパラスポーツを介して環境因子の課題解決に取り組むことが,障害者個人の問題としてwell-beingやエンパワーメントにつながるだけでなく,人々の多様なあり方を認め合う共生社会の実現につながると考えられる.スポーツ庁によるスポーツ基本計画をはじめとして,東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を機に展開されている「#WeThe15」の人権活動,「I'mPOSSIBLE」によるパラリンピック教育,持続可能な開発目標「SDGs」への取り組みが性別や年齢,障害の有無,地域・国の事情にかかわらず,人々の「活動と参加」の可能性を拡げていくことが期待される.
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