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特集 パラスポーツ・メディシン入門
暑熱環境におけるパラスポーツ競技:パラスポーツ選手のための暑熱対策—和歌山県立医科大学のパラ陸上選手への取り組み
Countermeasures to Heat Stress for Para Sports Athletes: Our Efforts in Wakayama Medical University
上條 義一郎
1
,
指宿 立
2
,
伊藤 倫之
3
,
河﨑 敬
4
,
田島 文博
1
Yoshi-ichiro KAMIJO
1
,
Tatsuru IBUSUKI
2
,
Tomoyuki ITO
3
,
Takashi KAWASAKI
4
,
Fumihiro TAJIMA
1
1和歌山県立医科大学リハビリテーション医学講座
2和歌山県立医科大学げんき開発研究所
3京都田辺記念病院リハビリテーション科
4京都府立医科大学リハビリテーション医学教室
1Department of Rehabilitation Medicine, Wakayama Medical University
2Department of Rehabilitation Medicine and Sports Medical Center, Wakayama Medical University
3Department of Rehabilitation Medicine, Tanabe Memorial Hospital
4Department of Rehabilitation Medicine, Kyoto Prefectural University of Medicine
キーワード:
パラスポーツ
,
parasports
,
熱中症
,
heat stroke
,
体温調節
,
thermoregulation
Keyword:
パラスポーツ
,
parasports
,
熱中症
,
heat stroke
,
体温調節
,
thermoregulation
pp.65-69
発行日 2021年1月25日
Published Date 2021/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201893
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夏場に練習や競技をする際,どんな種目においても熱中症発生のリスクがある,という認識が必要である.障がい者スポーツ選手に対する暑熱対策は,各選手の競技特性はもちろんのこと,障害や病態背景,生活状況,社会的背景などさまざまな方面から検討し,個別に対応しなければならない.そのために,ヒトの高体温時における体温調節を理解した上で,障害の特性を踏まえ,指導者のみならず選手自身も,自分の体調と気象条件など,その時の状況に合わせて,熱中症予防・暑熱対策を各自で判断し,行うのが理想的である.
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