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研究と報告
COVID-19対策の外出自粛・行動制限期間にみられた通所リハビリテーション事業所利用者のTimed Up & Go Testの延長
The prolongation of Timed Up & Go Test measurements during the self-quarantine against COVID-19 in outpatient rehabilitation facility
大石 祐也
1
,
谷口 貴子
1
,
小山 哲男
2
Yuya Oishi
1
,
Takako Taniguchi
1
,
Tetsuo Koyama
2
1西宮協立デイケアセンターほほえみ
2西宮協立脳神経外科病院リハビリテーション科
1Nishinomiya Kyoritsu Day-care Rehabilitation Center Hohoemi
2Department of Rehabilitation Medicine, Nishinomiya Kyoritsu Neurosurgical Hospital
キーワード:
機能
,
外出自粛
,
新型コロナウイルス
,
応用動作低下
,
歩行
Keyword:
機能
,
外出自粛
,
新型コロナウイルス
,
応用動作低下
,
歩行
pp.1231-1237
発行日 2022年10月10日
Published Date 2022/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202643
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要旨 [背景]新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策としての外出自粛(行動制限)に伴う通所リハビリテーション事業所利用者の下肢・体幹機能の変化について知見を得た.[対象と方法]2019年7月から2021年6月まで当事業所利用を継続した者を調査した.3か月ごとに計測したTimed Up & Go Test(TUG)について,上述期間の始まり(初期),初回緊急事態宣言(2020年4月)の直前(行動制限前),上述期間の終わり(行動制限中)の変化を解析した.6か月ごとに計測したLife Space Assessment(LSA)について,初回緊急事態宣言発出前と初回緊急事態宣言発出後の変化を解析した.[結果]対象は69名(中央値79歳)であった.町外の活動を反映するLSA 5の値は初回緊急事態宣言発出前に比べて初回緊急事態宣言発出後に統計的有意に減少した.下肢・体幹の応用動作を反映するTUGの値は,行動制限前に比べて行動制限中に統計的有意に延長した.[結語]COVID-19対策の行動制限期に伴う通所リハビリテーション事業所利用者における下肢・体幹の応用動作低下が示された.
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