Japanese
English
研究ノート
施設種別による短期入所のケアの質に関する研究
Characteristics of the Quality of Care in Short-stay Service and Short-stay Care
三重野 英子
1
,
小西 美智子
2
,
末弘 理惠
3
Eiko Mieno
1
,
Michiko Konishi
2
,
Rie Suehiro
3
1広島大学大学院医学系研究科保健学専攻博士課程後期地域看護学
2広島大学医学部保健学科
3大分大学医学部看護学科
1Hiroshima University, Graduate School of Medical Science, Health Science Major
2Hiroshima University, Faculty of Medicine, Institute of Health Science
3Oita University, School of Nursing
キーワード:
短期入所
,
ケアの質
,
介護保険制度
,
虚弱高齢者
,
short-stay
,
quality of care
,
The Long-term Care Insurance system
,
frail elderly
Keyword:
短期入所
,
ケアの質
,
介護保険制度
,
虚弱高齢者
,
short-stay
,
quality of care
,
The Long-term Care Insurance system
,
frail elderly
pp.50-60
発行日 2003年11月1日
Published Date 2003/11/1
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
種々の介護保険施設で行われている短期入所のケアの質を評価し,利用過程におけるケアの特性を明らかにするため,各施設において短期入所のケアに主たる責任がある職員を対象に,Donabedian A.によるケアの質評価の3要素(構造,プロセス,アウトカム)を枠組みとする質問紙調査を郵送法により実施した.分析対象は,介護老人福祉施設等(生活介護群)30施設,介護老人保健施設(老健群)22施設であった.両群に共通するケアの質の特性は,利用者の事故防止や疾病管理に注意を払い利用者・家族の要望を重視したケアに努めている点,退所後のケアの評価が行われていない点,ケアの有用性を認めている点であった.生活介護群の特性としては,専門的なケア・医療が必要な利用者が多く,情報収集・ケアプランの立案と職員間での共有化が課題である点が,老健群では利用目的を重視したケアプランの立案を前提とする目標指向型のケアを行っている点が示された.
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