書評
公益社団法人日本理学療法士協会 監修 一般社団法人日本理学療法学会連合理学療法標準化検討委員会ガイドライン部会 編「理学療法ガイドライン 第2版」
上月 正博
1
1山形県立保健医療大学
pp.465
発行日 2022年5月10日
Published Date 2022/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202496
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このたび,初版から10年ぶりに『理学療法ガイドライン第2版』が発刊された.本書は,理学療法における現行のエビデンスを,前版の16領域から21領域に増やし,41の疾患・外傷数,195のCQ,129の推奨文,66のステートメントを含む総ページ数648ページの堂々たる書物である.統括委員会27名,作成班174名,SR班1,193名,外部評価委員25名の総計1,400名以上もの関係者の力をいかんなく示した労作であり,関係者の努力と団結力に深く敬意を表したい.
本書は,公益社団法人日本理学療法士協会に置かれた日本理学療法士学会(現・一般社団法人日本理学療法学会連合)の事業として作成された.Mindsの作成手順に準じてガイドラインの作成を行い,各種疾患でどのような理学療法が推奨されるのかというCQを設定し,CQに基づいてPICO/PECO式を立て,文献検索の実施,システマティックレビューを行ったうえで推奨文をまとめてある.
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