Japanese
English
特集 シンポジウム「専門職としての倫理」
日本理学療法士協会の倫理規定とその検討過程
Ethical Code of Japanese Physical Therapy Association (J.P.T.A.) and it's Process
奈良 勲
1
Isao NARA
1
1金沢大学医療技術短期大学部
1School of Allied Medical Professions Kanazawa University.
pp.157-159
発行日 1983年3月15日
Published Date 1983/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102808
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
日本理学療法士協会はわが国における理学療法の学術的水準の向上をその第一目的として昭和41年7月に会員110名をもって発足した.当然のこととして,協会組織,活動の基礎となる会則は協会発足時に準備された.しかし,協会会員の専門職としての原則的行動規範となる職業上の倫理現定は定められないままになっていた.しかし,協会発足から12年目の昭和53年5月に協会は倫理規定を定めた.何故,11年もの間,倫理規定が採択されなかったのか,協会の仕事に当初より関係していない筆者にとっては推察しがたい.
今回の特集テーマである「専門職としての倫理」の中で,「日本理学療法士協会の倫理規定とその検討過程」について述べることになった.倫理規定の作成に関係した者の一人として概略を記し,それに関連した見解を加えてみたい.
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.