連載 リハビリテーション関連職種のキャリアサポート・第4回
療法士の卒後教育—理学療法士における卒後教育の現状と課題
松田 文浩
1
,
金田 嘉清
1
Fumihiro Matsuda
1
,
Yoshikiyo Kanada
1
1藤田医科大学保健衛生学部
キーワード:
理学療法士
,
卒後
,
臨床教育
,
OJT
Keyword:
理学療法士
,
卒後
,
臨床教育
,
OJT
pp.201-204
発行日 2021年2月10日
Published Date 2021/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202161
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はじめに
21世紀を迎えてから今日までの間,2000年の介護保険法の施行,回復期リハビリテーション病棟の新設,2002年の診療報酬の大幅改定,また,国をあげた地域包括ケアシステムの推進というように,理学療法士を取り巻く社会情勢は大きく変化してきた.その社会情勢を反映し,理学療法士は超急性期における高度医療技術から生活期における多職種連携というように多様化したスキルを求められるようになり,卒後教育のその重要性は増すばかりとなっている.
現在,筆者は理学療法士養成校の教員として卒前教育に携わる一方,所属の大学病院をはじめ複数の病院施設にて若手療法士の卒後教育にも携わっている.また,所属する愛知県理学療法士会において会員の生涯学習にも従事している.本稿では,理学療法士における卒後教育の現状と課題を整理するとともに理学療法士の卒後教育について,私見を交え論ずる.
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