連載 クラウド・IT時代のリハビリテーション診療・第2回
PaaS型サービスを用いた医療介護システムの可能性
瀧村 孝一
1
Kouichi Takimura
1
1医療法人清水会京都リハビリテーション病院地域医療連携室
キーワード:
情報共有
,
クラウド
,
PaaS
,
kintone
Keyword:
情報共有
,
クラウド
,
PaaS
,
kintone
pp.903-906
発行日 2020年9月10日
Published Date 2020/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202042
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総務省公開資料によると,2018年における世帯の情報通信機器の保有状況は「モバイル端末全体」で95.7%であり,そのうち「スマートフォン」は79.2%,個人のモバイル端末の保有状況をみると,「スマートフォン」の保有者の割合が64.7%である.端末情報の一部についてはクラウド上で管理されている場合が多くを占めている.われわれの日常生活は常にクラウドとともに生きている時代といってもいいだろう.
クラウド型電子カルテも普及しているなか,病病連携や病診連携では電話・ファクシミリ(FAX)・郵送物といったツールが今も主流で利用されている.なぜ日常生活でsocial networking service(SNS)やメールといったツールを用いて情報のやり取りを行うのに,院内・院外連携の現場は紙を中心としたやり取りが主流なのか?
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