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紹介
大規模災害リハビリテーション支援チーム本部運営ゲームの開発
Development of large scale disaster rehabilitation assistance team headquarters operation game
佐藤 亮
1,2
,
三宮 克彦
2,3
,
林 寿恵
2,4
Akira Sato
1,2
,
Katsuhiko Sannomiya
2,3
,
Kazue Hayashi
2,4
1医療法人木星会山鹿温泉リハビリテーション病院総合リハビリテーション部
2公益社団法人熊本県理学療法士協会
3医療法人社団寿量会熊本機能病院
4医療法人社団坂梨会阿蘇温泉病院
1Mokuseikai Medical Corporation Yamaga Hot Spirings Rehabilitation Hospital
2Kumamoto Physical Therapy Association
3Juryokai Medical Corporation Kumamoto Kinoh Hospital
4Sakanashikai Medical Corporation Aso Spa Hospital
キーワード:
大規模災害
,
本部運営
,
災害教育
,
ゲーミング・シミュレーション
Keyword:
大規模災害
,
本部運営
,
災害教育
,
ゲーミング・シミュレーション
pp.477-481
発行日 2019年5月10日
Published Date 2019/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201640
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要旨 2016年4月,熊本地震が発生し,熊本県理学療法士協会(以下,当協会)の事務局は機能不全に陥った.熊本県災害リハビリテーション推進協議会(Kumamoto Japan Disaster Rehabiritation Assistance Team;Kumamoto JRAT)事務局担当の当協会は,その状況下で被災県として大規模災害で初の支援活動を行う地域JRATの受け入れ体制を整えなくてはならず,限られた会員に大きな負担をかけた.「受援」の重要性を再認識した当協会はこの経験を活かし,2017年5月,「大規模災害リハビリテーション支援チーム本部運営ゲーム(REHUG)」というカードを用い,ゲーム形式で大規模災害時の本部運営のシミュレーションができる教育教材を開発した.ゲーム内容は平成28年(2016年)熊本地震におけるJRAT熊本本部活動をベースとしており,本部で起こるイベントに対応するグループワークとなる.参加者からは,難易度は高いが楽しく学べたとの評価を得ており,他県からの関心も高い.次の災害に備えた人材育成の1つのツールとなれば幸いである.
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