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新たなる元号に第一歩を記すこととなる第56回日本リハビリテーション医学会学術集会は,2019年6月12〜16日の会期で兵庫医科大学・道免和久教授のもと,ISPRM2019(2019年6月9日〜13日)と並列・連続開催にて神戸コンベンションセンターにおいて開催されます.‘Cutting-Edge Trends of Rehabilitation Medicine’(最先端リハビリテーション医学の今とこれから)というテーマは,リハビリテーション医療のアカデミズムを追求し,先端医療の推進を自身に課せられた義務と位置付けてこられた道免教授に相応しく,リハビリテーション技術の未来を拓く国際的な学術集会となることは間違いありません.
道免教授は,慶應義塾大学在籍中に脳卒中片麻痺の機能評価法Stroke Impairment Assessment Setを開発し,また,Functional Independence Measureの日本への導入,普及に多大なる貢献をされました.随意運動制御とその障害に対する運動学習を主たる研究テーマとして,Constraint-induced movement therapyをはじめとするニューロ・リハビリテーション推進の立役者であり,まさに,日本のリハビリテーション医学を牽引してこられました.先端的リハビリテーション医療技術を学術的に体系化するだけでなく,それを実学として社会還元することを実践している真の‘Physiatrist’です.学術集会では,ロボット・リハビリテーションなどの最先端技術にさまざまな角度から光を当て,今後の展望と課題を私たちに指南いただけることと思います.
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