Japanese
English
調査
兵庫県丹波医療圏域における介護支援専門員を対象とした心不全に対するアンケート調査—在宅心臓リハビリテーション推進の課題抽出
A questionnaire survey on heart failure for long-term care support specialists in Hyogo Tamba medical area:extraction of tasks for promoting home cardiac rehabilitation
田内 悠太
1
,
荻野 智之
1
,
森沢 知之
2
,
大松 重宏
3
,
坂本 利恵
1
,
和田 陽介
4
,
道免 和久
5
Yuta Tauchi
1
,
Tomoyuki Ogino
1
,
Tomoyuki Morisawa
2
,
Shigehiro Omatsu
3
,
Rie Sakamoto
1
,
Yosuke Wada
4
,
Kazuhisa Domen
5
1兵庫医科大学ささやま医療センターリハビリテーション室
2兵庫医療大学リハビリテーション学部理学療法学科
3兵庫医科大学社会福祉学/医療社会福祉部
4兵庫医科大学ささやま医療センターリハビリテーション科
5兵庫医科大学リハビリテーション医学
1Department of Rehabilitation, Hyogo College of Medicine Sasayama Medical Center
2Department of Physical Therapy, Hyogo Medical College of Rehabilitation
3Department of Social Welfare, Hyogo College of Medicine
4Department of Rehabilitation, Hyogo College of Medicine Sasayama Medical Center
5Department of Rehabilitation Medicine, Hyogo College of Medicine
キーワード:
心不全
,
介護支援専門員
,
ケアマネジャー
,
アンケート
,
在宅心臓リハビリテーション
Keyword:
心不全
,
介護支援専門員
,
ケアマネジャー
,
アンケート
,
在宅心臓リハビリテーション
pp.1099-1105
発行日 2018年11月10日
Published Date 2018/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201482
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 【目的】介護支援専門員(ケアマネジャー,care manager;CM)を対象に,心不全疾患理解度とケアプラン状況を把握することを目的とした.【対象・方法】2016年9月時点での兵庫県丹波医療圏域内に登録してある60か所の事業所に在籍しているCM 152名に対し,郵送法にてアンケート調査を実施した.【結果】回収率は71.7%.CMの心不全の疾患理解度は高かった(72.0%)が,ケアプラン作成においては「運動・活動量」の症状を反映しておらず,心不全モデルケースに対して身体活動量を維持・向上させるための運動支援系サービスの選択は少なかった.医療情報の収集では医師からは直接的に得ていたが,コメディカルからは書面上で間接的に得ており,情報提供書の有効性が高かった.【結語】CMの心不全疾患理解度に比して運動支援系サービスの選択が少ない原因として,身体活動量を含めた運動療法の重要性の認識が低く,在宅心臓リハビリテーションを推進するうえでの課題になっていると考えられた.
Copyright © 2018, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.