Japanese
English
実践報告
介護支援専門員を対象とした心臓リハビリテーション研修の試み—作業療法士が携わる意義
A trial of cardiac rehabilitation training for the long-term care support specialist: the significance of occupational therapist involved
田内 悠太
1
,
荻野 智之
1
,
森沢 知之
2
,
坂本 利恵
1
,
和田 陽介
1
,
道免 和久
2
Yuta Tauchi
1
,
Tomoyuki Ogino
1
,
Tomoyuki Morisawa
2
,
Rie Sakamoto
1
,
Yosuke Wada
1
,
Kazuhisa Domen
2
1兵庫医科大学ささやま医療センター
2兵庫医療大学
キーワード:
介護支援専門員
,
心臓リハビリテーション
,
研修
Keyword:
介護支援専門員
,
心臓リハビリテーション
,
研修
pp.591-594
発行日 2019年6月15日
Published Date 2019/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201731
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Abstract:在宅における心臓リハビリテーション(以下,心臓リハ)を普及させるには,医療と介護が共通の理解のもとで連携する必要がある.われわれは,介護への心臓リハ啓発を目的に,介護支援専門員(ケアマネジャー)13名に研修を試みた.研修は,ガイドラインやわれわれの経験,学術報告を参考に作成した資料を用いて,講義形式で1時間実施した.講義では,概要説明や事例提示の後,心臓リハを取り入れたケアプラン作成が予防を含めた疾患管理の強化や再入院率の低下につながる可能性等を話した.研修後のアンケートでは,内容理解度の向上や医療・介護連携における心臓リハの必要性を示す記載がみられる等,良好な回答が得られた.今回の試みでは,ケアマネジャーが心臓リハの知識を得る有用な手段となる可能性が示唆され,地域支援の一環としてOTが携わる意義があると考えられた.今後は,研修内容等を再考し,その効果を科学的に検証していく必要性がある.
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