Japanese
English
特集 リハビリテーションとグループ療法
脳卒中
Group therapy for stroke patients
山川 百合子
1
Yuriko Yamakawa
1
1茨城県立医療大学医科学センター
1Center for Medical Sciences, Ibaraki Prefectural University of Health Sciences
キーワード:
回復期
,
脳卒中後うつ病
,
ピアカウンセリング
,
グループ療法
Keyword:
回復期
,
脳卒中後うつ病
,
ピアカウンセリング
,
グループ療法
pp.809-813
発行日 2018年9月10日
Published Date 2018/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201409
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はじめに
リハビリテーションのグループ療法の究極の目的は心を動かすことである.脳卒中の場合,中途障害がほとんどで,そう簡単に心を動かしたり,心を開くことはできない.グループ療法でいきなり自分の気持ちをみんなの前でお話ししましょう,ということではうまくいかない.それよりもまずは「自分の日常生活をどう営んでいくか」をメインテーマとして生活に視点をあてて,そのなかで次第に自らが語る心情を支えていくことが重要と考えられる.本稿では回復期リハビリテーション病棟の中でのリエゾン活動をしている精神科医として,最も多い病態である脳卒中に関してのグループ療法について実践例を挙げて解説する.
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