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English
特集 脳卒中のリハビリテーション処方
—生活期③地域・在宅リハビリテーション—地域・在宅におけるリハビリテーション処方
Prescription of Community and Home Rehabilitation for Stroke
高岡 徹
1
Toru Takaoka
1
1横浜市総合リハビリテーションセンターリハビリテーション科
1Yokohama Rehabilitation Center
キーワード:
参加
,
環境因子
,
訪問リハビリテーション
,
高次脳機能障害
Keyword:
参加
,
環境因子
,
訪問リハビリテーション
,
高次脳機能障害
pp.145-149
発行日 2018年2月10日
Published Date 2018/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201221
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はじめに
地域・在宅で生活している脳卒中患者は,ごく軽度の麻痺はあるものの公共交通機関の利用が可能な人から,自力のみでは立位・歩行が困難な人までさまざまである.また,運動麻痺はないが,失語症や高次脳機能障害のために家事や社会参加がうまくできないという場合もある.
今回のテーマである地域・在宅リハビリテーションでは,障害が重度で通院が困難である,あるいは自宅や自宅周囲の環境と障害との兼ね合いに課題があり,何らかの工夫や整備,トレーニングが求められる人たちが主な対象となる.本稿では,横浜市の在宅リハビリテーション・システムを概説した後,3ケースの紹介を通してリハビリテーション処方について論じたい.なお,症例は実際のケースの年齢や状況の一部変更,経過の簡略化などをしてお示ししていることをお断りする.
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