学会報告
第44回中国四国リハビリテーション医学研究会—2017年7月2日(日),於:かがわ国際会議場・サンポートホール高松(61会議室)
本田 透
1
1香川県立中央病院リハビリテーション科
pp.1071-1074
発行日 2017年10月10日
Published Date 2017/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201134
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1.重症児の症候性脊柱側弯症に対するDSB(Dynamic Spinal Brace)の試み
かがわ総合リハビリテーションセンターリハビリテーション部
十川 秀樹・他
重症児側弯症10例にDynamic Spinal Brace(DSB)を作整装用し有用性を検討した.評価は,DSBなし,ありの座位画像と臥位画像でCobb角を比較した.また,使用状況の聞き取り調査を行った.座位Cobb角は,DSB時平均15.8°低下.座位のCobb角125°以上の重度変形4例で18°低下し,継続使用例が4名中3名,増悪防止を期待しえた.臥位とDSB座位Cobb角の差は1.5°で,臥位Cobb角が,座位の修正目安と考えられた.使用状況は,4名でモールド型の座位保持装置と併用され,適応について今後の検討となった.
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