学会印象記
第31回日本義肢装具学会学術大会
野坂 利也
1
1北海道科学大学保健医療学部義肢装具学科
pp.545-546
発行日 2016年6月10日
Published Date 2016/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200636
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2015年11月7日,8日にパシフィコ横浜で第31回日本義肢装具学会学術大会が開催されました.参加者数は約1,800名(有料入場者数1,665名),機器展示など協賛企業数53社,一般演題数は210,特別企画講演数が33と,盛会に行われました.
第31回学術大会は,横浜市立大学附属病院リハビリテーション科の水落和也先生が大会長を務め,神奈川県での初めての開催でした.日本義肢装具学会の前身である義肢装具研究同好会では横浜市立大学の初代リハビリテーション科長である故大川嗣雄先生が義肢装具研究会を開催しており,また日本義肢装具学会の初代会長は横浜市立大学整形外科第二代教授の故土屋弘吉先生が務められております.さらに横浜は,わが国で初めて近代的な義足を米国から取り寄せ,下肢切断を余儀なくされた歌舞伎役者,澤村田之介の舞台復帰を実現させたヘボン博士が,布教・医療活動を行った地でもあり,リハビリテーション医学,義肢装具学の近代化にゆかりの深い地での開催となりました.
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