学会印象記
第11回日本義肢装具学会学術大会
川村 次郎
1
1大阪労災病院リハビリテーション診療科
pp.183-184
発行日 1996年2月10日
Published Date 1996/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108048
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第11回日本義肢装具学会学術大会は,1995年10月13日(金)と14日(土)の両日,菊薫る弘前文化センターにおいて,約500名の参加者を集めて開催された.
大会長の弘前大学福田道隆教授の開会挨拶に引き続き,弘前大学放射線科竹川鉦一教授の教育講演“間欠性跛行を来すASOの治療と最近の動向”があった.狭窄した動脈の内腔をブージーを使用して拡張させる方法はよく知られているが,竹川教授は閉塞した動脈の中心部にレーザーを照射して穴をあけ,その後にブージーによって拡張する方法について話された.竹川教授のお話しを聞いていて,盛合大会長のもと1988年に仙台で開催された第3回大会において,当時の石川関東労災病院長が血管外科医の立場から義肢装具のお話しをされたことを思いだした.学会の特別講演で他分野の進歩について聞けるのは素晴らしいことでありよい刺激になる.
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