連載 健康関連QOL評価法【新連載】
総論—何を,どうやって評価するか
鈴鴨 よしみ
1
,
田中 尚文
2
1東北大学大学院肢体不自由学分野
2帝京大学ちば医療センターリハビリテーション科
キーワード:
健康関連QOL
,
患者報告アウトカム
,
主観的評価
Keyword:
健康関連QOL
,
患者報告アウトカム
,
主観的評価
pp.437-439
発行日 2016年5月10日
Published Date 2016/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200601
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リハビリテーションは,“もう一度能力を回復して人間らしい社会生活に再適合するための過程”1)である.ゆえに,リハビリテーションのアウトカムは,社会生活への再適合に向かうための各段階にあり,最終的には社会における生活の質(quality of life;QOL)の向上が求められる.本連載では,これから患者さんのQOLを評価しようと考えている人を想定して,QOLの評価に関する基本的事項として,特に医療分野の指標として用いられる「健康関連QOL」の評価に関して押さえておきたい知識を,最近の話題とともに解説していく.第1回はQOL評価に関する総論,第2回はQOLデータの扱い方,第3回以降は具体的な測定尺度の扱い方について述べていく.
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