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特集 最新の糖尿病治療とリハビリテーション
食事療法のエビデンス—食べる順番の血糖上昇抑制効果
Effect of food order on postprandial glucose concentrations
今井 佐恵子
1
,
梶山 静夫
2
Saeko Imai
1
,
Shizuo Kajiyama
2
1京都女子大学家政学部食物栄養学科
2梶山内科クリニック
1Department of Food and Nutrition, Faculty of Home Economics, Kyoto Women's University
キーワード:
食べる順番
,
血糖変動
,
食後高血糖
,
カーボカウント
Keyword:
食べる順番
,
血糖変動
,
食後高血糖
,
カーボカウント
pp.389-394
発行日 2016年5月10日
Published Date 2016/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200586
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はじめに
従来,糖尿病の食事療法は,個々の病態や生活習慣に応じた適切なエネルギー量,糖質量,タンパク質量,脂質量および栄養バランスをとること,すなわち何をどれだけ食べるかに重点が置かれていた.しかしながら,何をどれだけ食べるかだけでなく,どのように食べるかによって,食後血糖値やインスリンなどホルモンの分泌が変化することが明らかになってきた.最新の糖尿病の食事療法について,さらに血糖変動を抑える質の高い血糖コントロールを実現する食べる順番療法について概説する.
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